プライベート・ウォー

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マシュー・ハイネマン(監督/製作) 1983年生まれ。ニューヨーク在住。05年にダートマス・カレッジを卒業し、09年に現代アメリカの若者を追ったドキュメンタリー『Our Time(日本未公開)』で長編監督デビュー。12年にアメリカの医療制度を描いた『Escape Fire: The Fight to Rescue American Healthcare(日本未公開)』はCNNで放映され、エミー賞候補に。メキシコ麻薬カルテルと自警団の戦いに密着した『カルテル・ランド』(15年)では、キャスリン・ビグローが製作総指揮に名を連ね、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネート。『ラッカは静かに虐殺されている』(17年)は、武装勢力ISIS(イスラム国)に支配されたシリア北部の惨状を世界に発信する市民ジャーナリスト集団に密着。全米監督組合賞(DGA)で2作連続ドキュメンタリー部門賞を受賞の快挙を果たした。麻薬問題を扱った5部構成のTVシリーズ「The Trade(日本未公開)」に続く、本作は彼にとって初の劇映画となる。
アラッシュ・アメル (脚本/共同製作) ウェールズ出身。アーロン・エッカート主演のアクション・サスペンス『陰謀のスプレマシー』(12年)を手掛け、11年にブラック・リスト(脚本プロジェクト)に選ばれた『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が、14年にニコール・キッドマン主演で映画化されている。また、制作中の作品にジェシカ・チャスティンがイングリッド・バーグマンを演じる『Seducing Ingrid Bergman』やジャッキー・チェン主演のアクション大作『Project X-Traction(狂怒沙暴)』などがある。
シャーリーズ・セロン (製作) 1975年8月7日生まれ。南アフリカ共和国出身。96年、『2 days トゥー・デイズ』で映画デビューし、プロデューサーとしても参加した03年の『モンスター』では実在の連続殺人犯を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞。名実ともにハリウッドを代表する女優となる。製作会社「デンバー&デリラ」を設立し、これまでも『あの日、欲望の大地で』(08年)、『ヤング≒アダルト』(11年)、『ダーク・プレイス』(15年)、『アトミック・ブロンド』(17年)、『タリーと私の秘密の時間』(18年)といった自身の主演作のほか、クロエ・グレース・モレッツ主演の『彼女が目覚めるその日まで』などをプロデュースしている。
マリエ・ブレンナー(原作/製作総指揮) 1949年12月15日生まれ。アメリカ・テキサス州出身。 ニューヨーカー誌、ニューヨーク誌、ヴァニティ・フェア誌のライターや編集者を勤めた彼女は、96年にタバコ業界の暴露本を出版。それが99年にマイケル・マン監督、アル・パチーノ主演『インサイダー』として映画化され、アカデミー賞において最優秀作品賞など7部門にノミネート。オリンピックで爆発物を発見した警備員について書かれた97年の記事「Ballad of Richard Jewell」は、クリント・イーストウッド監督によって映画化予定。
ロバート・リチャードソン(撮影監督) 1955年8月27日生まれ。アメリカ/マサチューセッツ州出身。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン卒業。86年の『プラトーン』『サルバドル/遥かなる日々』以降、オリバー・ストーン監督作の撮影を務め、91年の『JFK』でアカデミー賞撮影賞を受賞。また、マーティン・スコセッシ監督作『アビエイター』(04年)、『ヒューゴの不思議な発明』(11年)でも、アカデミー撮影賞を受賞。近年は『キル・ビル』シリーズ(03・04年)、『イングロリアス・バスターズ』(09年)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12年)、『ヘイトフル・エイト』(15年)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)と、クエンティン・タランティーノ監督作の連作を手掛けている。
アニー・レノックス
(主題歌「Requiem for a Private War」)
1953年12月25日生まれ。スコットランド・アバディーンシャー出身。80年にデイヴ・スチュワートとともに、ユーリズミックスを結成。83年には「スイート・ドリームス」が全米1位のヒットを記録した。90年の解散後は、ソロとして活躍。それと並行して、フェミニズムやAIDS撲滅などの社会運動にも取り組み、11年にはエリザベス2世により大英帝国勲章コマンダーを授与。03年には『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の主題歌「イントゥー・ザ・ウエスト」でアカデミー賞歌曲賞を受賞した。